平素より塾蹴球部への多大なるご支援ご声援をいただき、誠にありがとうございます。
大阪で敗れた二日後に本文を書きながら、悔し涙が未だに溢れます本年度主将の今野勇久です。
私の大学ラグビーは何事にも代えることが出来ない至福の時間でした。
自分を犠牲にしてもチームの為に体を張るカッコいい先輩方に出会い、果てしない熱量をもってチームを突き動かしてくれる可愛い後輩たちに支えられ、そして熱い思いをぶつけ合って共に涙できる最高の同期が居て。
こんな仲間を勝って笑顔にさせたい、こんな仲間と一緒に喜びたい。この想いだけでグラウンドに立っている15人がハードワークするには十分すぎる理由になりました。
そして今年はその想いがチームに溢れていたからこそ、日本一へ自信があり、結果としてその想いを形に出来なかった事に主将として不甲斐なさを感じております。
試合に出られない中でもチームの為にハードな練習をし続けてくれたノンメンバー、選手のことを常に支えてくれた学生コーチ・トレーナー・分析・マネージャー。80分間の試合には映らない彼らの存在がこのチームを、日本一ではないから最強とは言えないけど、最高のチームにしてくれたと思っております。本当にありがとう。
様々な苦悩や思い出したくもない無数の練習も、一点という点差を前に儚く散ってしまった事はまだどこか受け入れられず、未練ばかり残りますが、「これが勝負事の面白いところ」という中楠一期の言葉を胸に前を向きます。
日吉や各試合会場そして画面越しで声援を送ってくださった慶應ファンの皆様、OBOGの皆様、ご父兄の皆様、本当にありがとうございました。チームを代表してこの一年間のチームへのサポートへ深く深く御礼を申し上げます。引き続き慶應ラグビーを宜しくお願い致します。
令和5年1月24日
主将 今野 勇久