入学案内

慶應大学への入学方法は学部ごとに幾つかあります。詳細はこちらをご参照下さい。

AO入試(アドミッションズ・オフィス)

対象学部:環境情報学部・総合政策学部
AO入試は一定の条件を満たしていれば自らの意思で自由に出願できる推薦者不要の公募制入試です。

入試内容の特色は筆記試験や技能試験などの試験結果による一面的、画一的な能力評価ではなく、中学校卒業後から出願に至るまでの全期間にわたって獲得した学業ならびに学業以外の諸成果を筆記試験によらず書類選考と面接によって多面的、総合的に評価し入学者を選考するものです。毎年10名程のAO入試を経て慶應義塾大学に入学をした選手が蹴球部で活躍しています。

部員からのメッセージ

横山 卓哉
報徳学園
総合政策学部
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慶應義塾大学を志した理由
 私が慶應義塾大学を志望した理由は2つあります。
 1つ目は高いレベルでの文武両道を成し遂げたいと考えたからです。應義義塾大学には同じような経験をしてきた学生同士で互いに意見を出し合いながら学習をしていける環境があります。そのような環境で学業に励みながら塾蹴球部で日本一を目指し、文武両道を達成したいと思いました。
 2つ目は、塾蹴球部の仲間と日本一を目指したいと思ったからです。慶應義塾大学にはスポーツ推薦がなく、共に厳しい受験を乗り越えた方々が集まっています。そのような仲間と共に質の高い練習を繰り返し、強豪校に立ち向かうということに強く魅力を感じ、慶應義塾大学を受験することに決めました。
塾蹴球部の魅力
 塾蹴球部の魅力は組織力と部員の多様性だと思います。
 チームには選手や指導者の方々だけでなく、トレーナーやマネージャー、分析など多くのチームスタッフが在籍しています。トレーナーの方々には主にウエイトトレーニングをサポートしていただいており、マネージャーの方々には蹴球部の運営を中心に選手を全面的に支えていただいています。分析の方々には選手が練習を振り返れるように動画撮影などの役割を担っていただいています。
 このように選手だけでなく、チーム全員が日本一という目標に向かってそれぞれの役割をまっとうしているこの「組織力」が塾蹴球部の魅力だと思います。
 さらに、高校で日本一を経験した選手もいれば、高校にラグビー部がなかったという選手もいるという部員の多様性も魅力の1つです。入部時はラグビーの技術的な面に差はありますが、同期として共に切磋琢磨しながら過ごしていく4年間は他の大学では経験することのできない魅力だと思います。
自身の勉強法
 私はAO入試対策に特化した塾に高校2年生の12月から通い対策を始めました。私の出生地の活性化にむけて、インターネットでの調査や実際に有識者の方々との対談を通して、志望理由書を作成しました。SFCで何を学びたいのか、なぜSFCでないといけないのかという点を重点的に考え、文章をより具体的にさせるために多くの時間をつぎ込みました。
 面接対策では、自らの志望理由を頭に入れて具体的に自分は何がしたいのかを話せるように練習を繰り返しました。実際に、面接官から志望理由に関して多くの質問が問われることが多かったので効果的であったと思います。
 さらに、2つの試験だけでなく定期テストや英語資格の学習にも力を入れていました。これらの要素も評価の対象となるので努力することをおすすめします。
田村 優太郎
茗渓学園
総合政策学部
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慶應に決めた理由
 私は小学4年生でラグビーを始め、高校時代もラグビー中心の生活を送っていました。大学でもラグビーを続けたいと考えた時に、高いレベルでラグビーと勉強に打ち込める環境で頭に浮かんだのが慶應でした。また私の出身校は中高一貫校でスポーツ推薦はなかったため、他の強豪校に比べても決して充実しているとは言えませんでした。その中でいるメンバーでどうしたら勝てるかを考えてラグビーをするのがチームの方針でした。慶應も同じようにスポーツ推薦で入部した選手がいない中で知恵と工夫で対抗戦や選手権で戦う姿に魅了されました。そこから慶應でラグビーをして勝ちたいと思うようになり慶應義塾大学を受験することを決意しました。
大学蹴球部の魅力
 塾蹴球部の魅力を2つあげたいと思います。
 1つ目は、組織力です。蹴球部では選手、スタッフ全員が1人1人の役割を全うしチームの目標達成に向けて日々動いています。私自身150人を超えるような大きな組織に入ったのは初めてのことだったので最初は慣れるのに大変でしたが、自分のせいでたくさんの方に迷惑をかけないように気を付けるようになりました。学生時代にこのような大きな組織の一員として動くことを経験することができる環境は他にはなく、人間として成長できるところが塾蹴球部の大きな魅力だと思います。
 2つ目は様々な背景を持った選手が同じ目標に向かって努力するところです。同期には花園で日本一になった経験のある選手もいれば、2年間浪人して入学した選手もいれば、大学からラグビーを始めた選手もいます。現段階では経験の差もあり個人の力量に多少の差はありますが、慶應でラグビーを頑張りたいという想いのもと入部し同じ目標に向かって共に切磋琢磨し成長できる環境は他大学のラグビー部にはない魅力だと思います。
自身の勉強方法
 自分は高校に入学してから大学でラグビーをやるなら慶應でプレーしたいという思いがあったため、早い段階からAO入試を意識していました。
 実際に書類対策を始めたのは高校3年生の4月からでしたが、書類作成の際に書く活動は高校2年生時で取り組む学校の研究活動の際に行い、そのプログラムが終了した後も継続して研究を行いました。
 書類対策では特に志望理由書に時間をかけました。どうしてSFCで学びたいのか、SFCで何を学び将来に繋げていきたいかをよく考えました。また、自分の研究分野に関しての本や論文を読み込み、たくさんの知識を得ました。二次試験対策では、培った知識に加えて自分の意見を持つようにしました。実際に面接でも自分の意見を聞かれる質問が多い印象だったので、効果があったと思います。これらの取り組みによって、少し変わった角度からの質問にも対応する力を付けました。また、友達と面接練習を一緒に行いました。自分が面接官役をやることで生徒を評価する側の気持ちが分かり良かったと思います。
受験生へのアドバイス
 私がAO入試において大切だと思うことは2つあります。
 1つ目は行動することです。SFCでは実践知というものを大切にしています。そのため研究を行う際には単に文献調査を行うのではなく何か自分でアクションを起こして自分にしかできない学びをする事が大切だと思います。
 2つ目は慶應で何を学びたいかを明確にすることです。AO入試で合格するためには自分が行った研究テーマに精通していなければなりません。そのため、自分が本当に興味を持ち熱意をもって最後までやり切れるテーマを書類作成する前に決めておくことをお勧めします。書類作成には多くの時間を割くため興味のない分野について行っても、いい資料は作成できないし、面接で見抜かれてしまうと思います。また自分が慶應で学ばなければいけない理由や思いを明確にすることで教授は「この生徒を欲しい」と思い、他の受験生と差をつけることができると思います。
受験生に伝えたいこと
 AO入試は書類作成に時間がかかる中、一般試験の勉強も並行して行わなければいけないため精神的にも大変だと思いますが8月に出願するまでは、最後までいい資料ができるように頑張ってください。細かいところまで時間をかけて良い準備をすれば大丈夫だと思います。
 また、高校生活を後悔しないように、ラグビーも勉強も本気で打ち込んでください。大学でのラグビー生活は毎日充実していて楽しいです。皆さんと一緒にグランドでラグビーをする日を楽しみにしています。
松田 怜大
桐蔭学園
環境情報学部
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慶應に決めた理由
 私は小学校5年生のときにラグビーを始めました。中学校からラグビーに本腰を入れ始め、練習量もラグビーへの熱意もとても高まっていきました。塾蹴球部に興味を持ち始めたのは高校時代に秩父宮ラグビー場で観た早慶戦がきっかけです。当時、大学進学を少しずつ考えていた私にとって早慶戦というイベントはとても素晴らしい舞台でした。桐蔭学園の先輩をはじめとした慶應の選手の活躍や観客の応援はとても輝いて見え、その感情はいつか自分も早慶戦に出たいという夢に変わりました。それから多くの慶應の試合を観戦するようになり、黒黄のジャージを身にまとい、激しく体を当て、一体となって試合をしている選手たちの姿に再度感銘を受けました。私もここでプレーがしたいと思い、慶應義塾大学へのAO入試への挑戦を心に決めました。
大学蹴球部の魅力
 塾蹴球部の魅力は整った環境でたくさんの人に支えられ、応援されながらラグビーができることだと思います。私が入部して1番衝撃を受けたのはプレイヤー以外の学生や社会人スタッフの方々がとても多くいらっしゃったことです。選手に対するサポートや部の運営、コーチング、試合の分析など多くの分野でスタッフの方々が日々蹴球部のサポートをしてくださっています。選手が全力でラグビーに専念し、成長していけるような環境が監督をはじめとしたスタッフ、学生スタッフ、さらにはOB・OGの方々の尽力により整備されていると強く感じました。
さらに、私は部としてのチームカラーも塾蹴球部の良さであると感じています。ディフェンスにこだわり、一試合ごとにチームとして課題を見出し、その目標に向かって部員全員で準備し、試合に臨む。そして貪欲に挑戦し全員でハードワークし続け、勝利を喜ぶといったチームカラーが慶應の良さだと感じています。
自身の勉強方法
私は高校3年生の4月から慶應義塾大学のAO入試を受験すること考え始めました。部活動と学校の勉強とそれとは全く違う内容のAO入試のための資料作りを行うのは、時間的にも精神的にも大変でした。AO入試の対策方法としては、多くの論文や資料、ネットの記事などをとにかく読み漁り、作成する書類の軸となる資料を納得いくまで探しました。試験は書類審査と二次面接がありますが、書類作成においては誰でも知っているようなことをただ書いても通らないので、自分が取り組んできた研究やその分野を詳しく知った上での考察など、見る側に自分の研究への熱意が伝わるようにたくさん情報を集め、行動を起こしてきました。また、自分が頻繁に行っていたのは他人と意見交換をすることです。自分の資料を他の人に見てもらい、アドバイスをしてもらったり、逆に自分が相手の資料を見てアドバイスしたりしました。これらの取り組みによって自分では気づけなかったことや、他人の資料を観察することによって得られた教訓を自分の資料作成に活かしていくといういいサイクルが回せていたなと感じます。
受験生へのアドバイス
AO入試の特徴として、目立った実績や高い評定がなくても受験することができることが挙げられると思います。たくさんの受験者の中で合格を勝ち取るには、何よりも早く準備をはじめ、AO入試に関する内容を考える時間を私生活の中で増やすことが大切だと思います。資料作りや受験に向けた対策をしている時期に義務感で作業をしても良い資料は出来上がりませんし、なかなかはかどりません。自分が本当に興味のある内容を見つけ、楽しみながら資料作りをできるのが一番良い状態だと思います。
また、慶應義塾大学に入りたい理由や入って何を学びたいのかを明白化させておくことが重要であると思います。慶應義塾大学へのこだわりがなければ大学の教員の方々に「この子はぜひ慶應にきてほしい」と思わせることはできません。以上の二つがしっかりと読み手に伝わるような資料作り、面接での回答を心掛けることが本当に重要だと思います。
受験生に伝えたいこと
塾蹴球部は伝統があり、とても魅力的な部だと思います。ただ、AO入試で受験を突破することは決して簡単なことではありません。しかし、早めに資料作りに取り掛かり、自分の本当にやりたいことを見つけられれば入試を突破することができると思います。そうすれば、充実した大学での生活や蹴球部としての活動を送れることは間違いありません。一緒にラグビーをできる日を楽しみにしています。
杉山 雅咲
大阪桐蔭
総合政策学部
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慶應に決めた理由
 私が5歳のときに兄の通うラグビースクールに初めて見学に行き、他のスポーツにはないタックルに衝撃を受け、帰り道ですでに翌週からラグビーを始めることを決めていました。そのときから、ラグビーは私の生活に欠かせないものとなりました。特に私の家では大学ラグビーを見る機会が多く、そこで慶應のラグビーに出会いました。低く、鋭い慶應伝統の「魂のタックル」に、私が初めてラグビースクールへ見学に行ったときと同じような衝撃をテレビ越しながらに感じました。それと同時に、自分も黒黄ジャージを着てプレーしたいと思うようになりました。慶應のひたむきなラグビーにとても魅力を感じ、慶應義塾大学を第一志望にしました。
大学蹴球部の魅力
 私が考える大学蹴球部の魅力は、縦の繋がりが非常に強いところです。私は生まれてから高校を卒業するまで大阪の実家で暮らしていました。慶應に入学が決まり、人生で初めて親元を離れて寮で暮らすことになりました。新しい環境に期待を膨らませる反面で、大きな不安を感じていました。しかし、その不安はすぐに無くなりました。ラグビーのことはもちろん、私生活や学業面の相談など、多くのことを先輩方にサポートしていただける、生活しやすい環境です。グラウンドでは、気軽に質問をぶつけたり、一緒に個人練習をしたり、壁を作らずに接してくださっています。また、グラウンド外においても、履修の仕方や寮生活においてわからないことがあれば、優しく教えてくださっています。縦の繋がりが強いからこそ、学年関係なく全部員が切磋琢磨し、全力でラグビーに取り組むことができます。そして、縦の繋がりは学生内のみにとどまらず、多くのOB・OGの方が蹴球部の活動に携わり、豊富な経験を踏まえて丁寧かつわかりやすい指導をしてくださっています。
 大学蹴球部には下級生が生活しやすい環境があり、ラグビーを軸に充実した日常を送ることができます。
自身の勉強方法
 例年のAO入試は一次選考の書類審査と二次選考の面接で合否が決まります。しかし、コロナウイルス感染拡大の影響で試験内容が一部変更され、二次選考の面接はオンラインで行われました。AO入試では、一次二次と共通して志望理由の内容が最も重要視されます。自分の夢をどのように実現したいのか、そのためにはSFCでどのような学びが必要なのか、なぜその問題を自分が解決しなければならないのかなどを明確に示していく必要があります。私はAO入試の対策を進めるにあたって、「積極的に動く」ということをテーマに資料を作成しました。志望理由の分野に関しては、専門書や論文を読みつつ、アンケート調査や実際の現場でのフィールドワークを用いて、自ら研究を行いました。その上で、複数人の方にアドバイスを求めることをお勧めします。自分の軸をしっかりと持ちつつ、それぞれのアドバイスを自分なりに噛み砕いて進めていくことで、志望理由を深めることができます。また面接では、自分の志望理由に対する熱意を余すことなく伝えるため、「練習量」に重きを置き、時間があれば面接練習を行いました。 AO入試においては、自分の軸をぶらさずに十分な準備を行うことがとても重要です。
受験生へのアドバイス
 AO入試では準備が非常に大切です。志望理由を作成する際、まずは「自分を知る」ことから始まります。今までの自分の人生を振り返り、自分がどのような人間で、どのような強みがあり、どのようなことに対して興味・関心があるのかを徹底的に考えます。そこから時間をかけて志望理由を練り上げていってください。AO入試は総合的な評価から合否が決まるため、過去の経験や現在の熱意、将来の構想を掘り下げてください。その中で、「慶應で学ばなくてはならない理由」または「SFCで学ばなくてはならない理由」を明確にすることが重要です。自分の熱意を伝えるだけでなく、大学側が求める人材であることをアピールすることで、合格の可能性が確実に高まると思います。
受験生に伝えたいこと
 AO入試の対策はとても時間と労力を要し、その上プレッシャーも感じます。私自身、何度も壁にぶつかり試行錯誤を繰り返しました。自分の軸をぶらさず、興味のある分野を突き詰めていってください。その中で自分にとって新しい発見があり、さらに成長することができるはずです。苦しい時期もあると思いますが、慶應義塾大学に入りたいという強い意志を持って取り組んでください。一緒にラグビーができる日を楽しみにしています。

一般入試

対象学部:全学部
蹴球部には一般入試を経て、入部した部員も多く所属しており、活躍しております。

部員からのメッセージ

小川 和真
茗渓学園
法学部政治学科
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志望理由
 私が慶應義塾大学・塾蹴球部を志した理由は大学レベルで高い文武両道を実現したかったためです。私は小学校からラグビーを始め、中学、高校ではラグビーを生活の中心において学校生活を送りました。そのため、大学でも第一線でプレーをしたいと考えていました。ただその一方で、将来自分がやりたいことを考えたときに大学では学業にも力を入れていきたいという思いもありました。そこで私は大学選手権に出場するレベルのチームでありながらも、高いレベルで学業に励むことのできる慶應義塾大学を志しました。
 またもう1つの理由として塾蹴球部のラグビースタイルがあげられます。以前から慶應の試合を観戦するたびに、慶應は他の対抗戦上位のチームと比べて小柄な選手が多いけれども、その分相手よりも速く、多く動き回り、激しいディフェンスから試合を作っていくチームであるという印象持っていました。このラグビースタイルは高校時、他校の同じポジションの選手よりも小柄であった私が3年間目指してきた理想の選手像と重なる部分がありました。そのため塾蹴球部の一員として試合に出場し、そのラグビースタイルを体現したいと考え、慶應義塾大学を志望するようになりました。
塾蹴球部の魅力
 1つはラグビーに集中し、成長できる環境が整っていることです。高校時、私のチームはコーチが1人、2人しかいませんでした。一方塾蹴球部では多くの社会人コーチや学生コーチが常にグラウンドで練習を見てアドバイスをくださるので、日々自分の改善点が明確になる質の高い練習ができていると実感しています。またマネージャーやトレーナーの方々が中心となって練習前後のケアや栄養補給も徹底されているので、自ずとオフグラウンドでの意識も今までよりも高まってきていると感じています。
 もう1つは部全体の多様性と一体感です。蹴球部は社会人スタッフ含め150人を上回るとても大きな組織です。そんな蹴球部には花園優勝経験者から高校にラグビー部がなかった選手、浪人経験者など多様な背景を持った選手がいます。異なる背景を持った仲間とともに切磋琢磨する中で、ラグビーのスキル以外にも自身の社会的視野の拡大、人間的成長を実感できます。また蹴球部員は選手、スタッフ関係なく今年度の目標である日本一を達成するために部員1人1人が各々の役割を日々全力で行っています。蹴球部員が作り出すこの一体感は他校にはない魅力であると思います。
自身の勉強法、アドバイス
 私は現役時、慶應義塾大学に合格することができず、1年間浪人して受験勉強をしました。そんな受験勉強生活の中で現役のときから私が大切にしていたものは英単語、熟語の徹底です。慶應義塾大学は学部によって多少異なりますが、英語の試験の得点比重が非常に大きく、英語ができれば合格できるといっても過言ではありません。中でも英単語、熟語は最も基礎的な要素ではありますが、基礎の確立には最も時間を要します。その分そこを乗り越えられれば試験においてとてつもない力を発揮できるものであるとも考えています。そのため私は通学の時間や授業間の休み時間、他教科の勉強が飽きてきたときなどの「スキマ時間」に単語帳を継続してやっていました。何冊やるか、どのくらいのペースでやるかは人によって様々ですが、とにかく単語の徹底なしでは合格は不可能であることは間違いありません。1冊でもいいので、単語帳の徹底をおすすめします。
 もう1つやってよかったと思う勉強法は音読です。私は現役時、音読はほとんどしたことがなかったのですが、予備校で勧められ、授業で取り扱った英文や過去問の復習時にはじめてみると、みるみる英語を読むスピードが上がり、難しい過去問も時間内になんとか解けるようになりました。音読をしている最中はあまり勉強をしている感じがないので不安になりますが、騙されたと思って継続してやってみることをおすすめします。
受験生へのメッセージ
 受験期は合格への想いが強いほど、ことあるごとに不安になると思います。私もそうでした。ですが、そこで勉強する手を止めずに毎日コツコツ勉強することが大切です。そして試験当日は不安もあると思いますが、今まで自分がやってきた勉強量を信じて、自信を持って問題を解ききってきてください。本当に応援しています。
中谷 太星
東福岡
環境情報学部
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志望理由
 私が塾蹴球部に入部した理由は、「努力に勝る天才なし」を体現したかったからです。高校時代、高校日本代表など多くの才能あふれる選手とプレーを共にした私は、大学でも彼らと同じ土俵に上がって活躍したいと思うようになりました。しかし高校3年生当時、ラグビー推薦等では“彼らと同じレベルでラグビーを行う”という道を開くことはできなかったため、学業に励み塾蹴球部に入部しようと決意しました。結果として2年間浪人生活を送ることになりましたが、ラグビーのことを思えば特に苦になることもありませんでした。
大学蹴球部の魅力
 塾蹴球部の魅力は、ラグビーに没頭できる環境だと考えます。私は、下田学生寮に入っていますが、生活圏内で全ての活動が完結します。目の前にグラウンドとジムがあるため、練習やトレーニングに際する無駄な時間が少なく、短い時間でも積極的に自主練を行えます。また、食堂では毎食栄養バランスの取れた食事が提供されるため、体づくりに余分な労力を割く必要もありません。さらに、社会人スタッフの方々、学生スタッフが活動をサポートしているので常にコンディションの高い状態で活動に参加できますし、 S&Cの環境も整っているため万が一怪我をしても万全の状態で復帰できます。
 加えて、塾蹴球部では文武両道を実現できるため、ラグビープレイヤー以外の道もひらけてきます。私自身、学生スポーツのビジネス化、競技力の向上に興味があり蹴球部の活動と両立しながら意欲的にスポーツビジネスや身体知論などを学んでいます。
 総じて、自分が歩みたい道を極められるのが、塾蹴球部の魅力だと言えると思います。
自身の勉強法
 以下に私が実際に受験した英語と小論文の勉強法を示します。
 まずは、英語です。私は、飽き性で一冊の参考書を極めるという方法が合わなかったため、手を出せるだけ手を出す方法を取り入れました。英単語帳に至っては、通算6冊ほど用いました。一般的な英単語帳を一冊極めれば十分という人も多くいますが、私はそう思いませんでした。文中、選択肢問わず難単語が出題されるSFCでは単語力がそのまま武器になり得ます。また、とにかく問題に触れるように努めました。毎日、英語の長文を解くのをノルマにして、時間のある時は英字新聞やCNNの英語ニュースなど多くの英文に触れるように努めました。過去問に至っては、SFCの両学部共に10年分以上解きました。
 次は、小論文です。SFCの小論文は、出題傾向が広く対策をしても意味がないと思われがちですが、対策をすればするだけ結果が出る科目です。過去問を解き進めていけば、問題が何を聞こうとしているのか、何を書けばいいのか見えてくるはずです。創造性求められる問題も多いので対策のしようがないと言われがちですが、「自分にしか書けないことを誰にでもわかりやすいように書く」を意識して書き進めれば対策できると考えます。
 最後に、私が2年の浪人生活を経て考えたのは、自己流の重要性です。SNS等には、受験必勝法を題した勉強法が数多く存在しますが、それらはあくまでその人にとっての必勝法です。世に溢れる情報に流されずに自分にあった方法で勉強するのが一番大事だと考えます。
受験生に伝えたいこと
 自分の目標が高ければ高いほど、その道程は険しいものになると思います。精神的に辛いときもあると思いますが、そのようなときほど、なぜ自分がそこを目指しているのか思い出してみてください。その信念を貫き通せば、必ず道は開けてくるはずです。「意志あるところ道あり」です。自分が達成したい目標や未来だけを想像して、日々を頑張ってください。一緒にラグビーができることを心から願っています。
永島 優介
修猷館
経済学部
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志望理由
私は中学生の頃からラグビーを始めて魅力に触れ、大学ではより高いレベルでラグビーをやりたいと思いました。高校3年の春に監督に相談したところ、自分自身のプレースタイルが合っているということで塾蹴球部を勧められ、修猷館のOBで慶應蹴球部の下川桂嗣さん(115代/WTB,FB)や鬼木崇さん(4年/CTB)と話をするうちに、塾蹴球部に入って日本一に貢献したいという気持ちが強くなり、慶應を志望しました。
蹴球部の魅力
慶應蹴球部の魅力を2つ挙げたいと思います。1つ目は、ラグビーに打ち込める最高の環境があるということです。私は寮に住んでいますが、グラウンドは寮の真横にあり、ウエイト場もいつでも使用することができます。練習計画も徹底されており、練習時間だけで見ると高校のときより少ないですが、効率良く質の高い練習に取り組むことができます。また、学生コーチやトレーナーが練習やウエイトのサポートをしてくださり、練習でわからないことやウエイトの数値の相談などもいつでも個人的に対応していただけます。
2つ目は、先輩方です。蹴球部には上下関係はあるものの理不尽なものではなく、先輩方にプレー面だけでなく精神面でも支えていただいています。以前、栗原監督と面談する機会をいただいた際に、監督が「誰でも迎え入れるアットホームな環境づくりを目指している。」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだと思います。チームの雰囲気の良さは間違いなく日本一だと感じています。
自分の勉強法
私は受験するにあたって4つのことにこだわりました。
1つ目は、絶対にペースを変えないことです。受験はマラソンと同じだと言われることがありますが、実際にそうであると感じました。いきなり無理をすることなく、毎日同じペースで走り続けることをお勧めします。1日の計画を立て、それが終わればゲームをしたり筋トレをしたりしても良いと思います。大事なのは焦らないことです。
2つ目は、決めた参考書は何度もやるということです。参考書3冊を一気にやるより、決めた参考書1冊を3周する方が遥かに成績は伸びます。私も英文法の参考書は7周し、最後の方は問題を見ただけで答えが何番かわかるまで頭に叩き込みました。過去問も間違えた問題は3回正解するまで解き直しました。参考書は全ての教科において、問題より解説の方が分厚い参考書を選んでください。参考書選びに迷ったらその大学に合格している人が薦めている参考書を選べば間違いないと思います。
3つ目は、勉強しない日を作らないことです。これは1つ目に挙げたペースを変えないということにも当てはまりますが、勉強を全くしない日は作らないでください。時には休息をとることも必要だと思いますが、完全に休んでしまうと戻すのにかなりの時間がかかってしまいます。また、英単語のような暗記系のものは毎日の繰り返しが大事なので、その繰り返しを途切れさせてしまうことは非常にもったいないです。
4つ目は精神的なものですが、他人やテストの結果にいちいち惑わされないことです。受験期は少なからずナーバスになるため、他人の成績や他人の言動が気になってしまいます。しかし、他人は他人です。勉強の仕方が人それぞれであるように、成績の伸び方も人それぞれです。時間が経ってみると、他人の言動もたいしたことではありません。テストの結果は相対評価であるため、本番が近づいてくるほど偏差値が伸び悩むことは当たり前です。志望校判定も、テスト出題側は簡単に良い評価は出せないので当然厳しくなります。くれぐれも他人の評価や自分のテストの成績で落ち込むことがないようにしてください。
受験生に伝えたいこと
私が受験生に伝えたいことは2つあります。
1つ目は、何事も自分で考えてほしいということです。YouTubeやSNSを見ると、受験生にオススメの勉強法という動画や記事がたくさんあります。いろいろ参考にすることは良いことですが、全部無理に取り入れようとはしないでください。私もいくつか勉強法を紹介しましたが、自分には合っていないと思ったら読み飛ばしてください。
2つ目は、受験はどんな形であれいつかは終わるということです。この言葉は日本史の先生がおっしゃったものですが、かなり支えになりました。受験は途方もないものに感じることがあります。しかし、必ずいつかは終わります。1ヶ月遊んでいる人にも、1ヶ月勉強している人にも、同じように時間が流れます。いい意味で開き直ってぜひ後者の人になってください。もうすでに頑張っていると思うので引き続き頑張ってください。

Fit入試

対象学部:法学部法律学科・法学部政治学科
慶應義塾大学法学部のFIT入試とは、「慶應義塾大学法学部で勉強したい」学生と、「この学生を教えたい」という法学部教員との良好な相性(fit)を実現するための入試制度です。FIT入試は、開始以来、入学後の成績や課外活動、卒業後の活躍などが評価され、募集枠が拡大されるなど、学内で高く評価されています。
A方式とB方式の2つの方式があり、どちらの条件も満たす受験生は併願が可能です。

部員からのメッセージ

山際 啓太郎
桐蔭学園
法学部政治学科
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慶應義塾大学を志した理由
 私が慶應義塾大学に受験することを決めた理由は勉強とラグビーの両面で最高峰の環境があるからです。私自身生まれ育った場所が日本政治の要である千代田区であり、同級生の親御さんや近所の方にも公務員の方が多かったため法や政治に興味を持つようになりました。そこで、現在の法学部出身の内閣総理大臣である石破茂氏を筆頭に、日本をリードする数々の政治家や知識人を輩出した慶應義塾大学に憧れるようになりました。大学のオープンキャンパスや学園祭に足を運ぶと、教授と学生が隔たりなく学術性の高い会話をしており、論文は大学生の域を超えた難解な執筆がなされていて、自分もいつか社会の役に立てる論文を発表したいと考えました。そんな私はラグビーを小学校から始め、当時からタックルの激しさを自身の強みとして高校でもそれを武器に試合に出場しました。大学においてもラグビーを続けるにあたり、塾蹴球部の伝統である「ディフェンスで勝つ」をモットーに、体が大きい相手にも競り勝つラグビースタイルを体現したいと想うようになりました。
塾蹴球部の魅力
 塾蹴球部の魅力は主に2つあります。1つ目は、全国各地の高校から入部する選手が多くいることです。ラグビーにおいて強豪校から無名校または初心者の人など様々な境遇を経験した選手が入部し、フラットな状態から競争が始まります。試合にスタートメンバーとして登録されるのはたったの15人しかいませんが、全部員が自分に足りない能力を強化し、伝統ある黒黄ジャージを背負い「日本一」の目標に向けて切磋琢磨することができるところが魅力です。
 2つ目は、日本一の環境があるところです。プレー面では社会人コーチ・学生コーチの方々が細部まで指導してくださり、自分の能力が向上しているのを実感します。また、サポート面ではトレーナーの方がケガの処置や日々の体重と健康管理をしてくださるおかげで、強豪校相手でも勝てるフィジカルを手に入れられます。
自身の勉強法
 私は高校2年生の4月からFIT入試対策塾に通い、A・B両方の方式の対策を勉強しました。特に力を入れたのが小論文と英語と時事ネタです。小論文は塾が用意した講座を受講し、毎週法学部だけでなくSFCや文学部などの小論文も解き、慶應義塾大学の小論文の本質を探り文章力の向上に励みました。英語は、通学時間が往復2時間近くあったためその時間で単語帳を覚えました。最近のB方式の資料読解は英語が多く使われ、私が受験した年は完全に英語のみの表記となったため勉強してよかったなと思いました。時事ネタは高校2年生のときから毎日ネットニュースを拾いそれに関連する背景情報を古典や歴史から探して学習したおかげで小論文の書ける幅が広がりました。
受験生へのアドバイス
 FIT入試を受験するうえでは自分を律することが最も大切だと思います。なぜなら、FIT入試は一般入試より早く実施され、周りの受験生と違うスケジュール感を持つ必要があるからです。そのため、一般入試を受ける人がまだ余裕のある夏にこそ周りの誘惑を断ち、自分の研究に没頭しなければなりません。私自身FIT入試が近い時期から、部活が終わった後も1人で塾に残りFIT入試において足りない知識や研究を講師の方にお聞きし、直前期にさらに成長しました。受験に対して不安や恐い気持ちもありましたが、慶應義塾大学に入りたいという情熱を持ち続けられたので、無事に乗り越えることができました。
受験生に伝えたいこと
 慶應義塾大学に入学するのはいずれにせよ狭き門をくぐる必要があります。また、大学受験は自分との戦いで孤独に耐えたり、我慢したりする必要があり、受験をする人は全員苦しい思いをしながら毎日を過ごすと思います。しかし、上記に述べたとおり慶應義塾大学に入学したいという情熱を持ちながら自身を律し、誰よりも努力を行うことで合格に近づきます。部員一同皆様の合格を心からお祈り申し上げるとともに、グラウンドで一緒にプレーできる日を楽しみにしています。
武居 泰獅
桐蔭学園
法学部法律学科
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慶應に決めた理由
 私が慶應義塾大学への進学を希望した理由は、3つあります。1つ目は慶應義塾大学蹴球部が1899年に創部された日本で最も歴史のある日本ラグビーのルーツ校であり、その伝統あるタイガージャージに袖を通したいと憧れを抱いたこと。2つ目は慶應義塾大学が日本トップレベルの私立大学であり、勉学に励むことのできる環境が十分に備わっていること。3つ目はFIT入試という制度が設けられていること。私はとあるバックグラウンドを通して、とても深い学びを得ることができました。その経験からもしかしたら私に、FIT入試にチャレンジできる十分な可能性があるのではと強く思った点。以上の3つの点から日本最高峰の環境で文武両道を十分に体現し、様々な経験を積むことで自分自身がとても大きく成長したいと考え、慶應義塾大学法学部への進学を目指しました。
大学蹴球部の魅力
 慶應義塾大学蹴球部の魅力は選手以外のスタッフの方々の存在だと強く思います。マネージャーの方々は、選手の栄養管理や部の運営を支える役割を担ってくださっています。トレーナーの方々は、選手の怪我予防の為のウエイトや練習前のテーピング管理、練習中のマーカー設置やウォーターの管理。アナリストの方々は、毎試合後に選手一人ひとりの詳細な分析や各練習の動画撮影。また、練習の動画を「Hudl」というアプリを通して練習後にすぐ振り返る機会があるというのは選手にとって大変嬉しいものであると感じています。以上に述べたこと以外にもたくさんのサポートや重要な業務を遂行しているスタッフの方々がいらっしゃらなければ、今の蹴球部は成り立っていないと日々感じています。また、限られた時間内での練習が求められる中、それぞれの練習メニューを効率よく短時間で集中して行っている点も魅力であると感じています。
自身の勉強法
 私は高校2年生の12月からAO入試対策に特化している塾に通っていました。そこでは、FIT入試のA方式の特徴として挙げられる、一次審査の書類作成、二次試験で行われる講義理解力試験、口頭試問。以上の3つに力を入れて対策をしていました。一次審査の書類作成の任意資料や自由記述では、自分の経験から学んだことを深く掘り下げることはもちろん、自分の魅力を十分にアピールするため、見栄えやデザインなどにも尽力しながら作成しました。また、2000文字の志望理由書では、自分がどの教授のもとで何を学びたいのかを明確にし、自分にしか実現できない目標であると強く述べました。続いて、二次試験対策です。私はA方式のみを受験し講義理解力試験と口頭試問を行いました。講義理解力試験の対策として、最初は簡単な小論を解き、解答の書き方の構成をきちんと理解することに努めました。その後、講義理解力試験の過去問に移り、ポイントを抑えたメモの取り方や時間配分に慣れることに尽力しました。また、口頭試問対策では、2分間の自己PRの暗唱をたくさん行いました。加えて、塾の先生の方と模擬口頭試問を行い、きちんと質疑応答をする練習をしました。
受験生へのアドバイス
 AO入試を受験する上で大切だと思うことを2つ紹介します。
 1つ目は行動力です。自分の掲げたテーマを研究するうえでネットの情報なども有力なものです。しかし、そのテーマについて第一線で活躍、研究されている方の意見は大変貴重なものです。そのような方々に、フィールドワークとして自分から主体的にお話を伺い、その分野への知識を深めることで、更なる疑問や答えが見つかってくると思います。これらを繰り返すことで、自分こそがこのテーマを解決するという強い自信や更なる探究心が湧いてくると思います。
 2つ目はなぜ慶應義塾大学でなければならないかを明確化することです。慶應義塾大学への強いこだわりや、この環境でしか学びを深められないというアピールがなければ、教授の方々に、「是非この子に慶應で学んでほしい」と思わせることはできません。
 1つ目の行動力を通して、得た知識を自分自身のアイデンティティと上手く組み合わせることで、慶應義塾大学に対する強いこだわりを明確化することができると思います。
受験生に伝えたいこと
FIT入試で受験を突破することは容易なものではないと思います。実際、大学受験という行事は大学進学を希望する人全員が通り、各々が苦しい経験をしていると思います。しかし、上記で述べたように、慶應義塾大学に進学したい気持ちを人一倍強く持ち、この期間に周りの人間より少しでも努力できるかが合格への可能性を大きく広げてくれると思います。部員一同、皆様の合格を心よりお祈りし、グラウンドで会える日を楽しみにしています。
安田 雄翔
甲南
法学部法律学科
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慶應に決めた理由
 私が慶應に決めた理由は3つあります。1つ目は従兄弟3人が慶應に通っており、充実した大学生活を送っている姿が印象的であったからです。2つ目は、高校2年時に秩父宮で観戦した早慶戦において、慶應の選手のセンスある圧巻のプレーに深く感動したためです。3つ目の最終的な決め手は、塾蹴球部に所属していた母校の先輩との出会いです。帰省の度に高校の部活に来て、塾蹴球部内の様子や素晴らしい人脈等について、優しく穏やかに話してくださるので、私も慶應に行って先輩のようになりたいと強く思いました。
大学蹴球部の魅力
塾蹴球部の魅力は、1899年に創部されており最も歴史があること、150人を超える部員全員が心を一つに、日本一という目標を掲げて日々努力し続けているところです。慶應にはスポーツ推薦制度が無いため、塾蹴球部は受験を経て入学したメンバーのみであり、経験年数やスキルは異なりますが、1人1人の向上心や集中力は非常に高く、限られた練習時間の中でいかにしてパフォーマンスをあげられるかを1人1人が意識しながら取り組んでいるように感じます。
また、全国大会に出場した経験が無くても、努力次第で伝統の黒黄ジャージに袖を通すチャンスがあるのも魅力の1つです。
部内の雰囲気はとても穏やかで、上下関係も良好で楽しいです。週末には、第一線で活躍中のOBの方に頑張ることや努力することの素晴らしさ等をお話しいただく機会もあり、忙しい毎日ですが刺激に満ちあふれています。現在は、コロナウイルスの感染防止のため行われていませんが、各学年を縦割りで班分けし行う月一度のTC(チームコネクト)の取り組みでは、各グループで食事に行くなど縦の繋がりを深めることもできます。フィールド上で先輩後輩関係なく意見し合えるのも、このような日頃の取り組みがあるからだと思います。

また選手を支える学生スタッフの活動にも魅力があります。
マネージャーは、選手の栄養面の管理や他校・OB・OGの方々とコンタクトをとるなど、多方面からチームを運営しています。トレーナーは選手の怪我のリスクを減らすべくウエイトやテーピング管理を、アナリストは試合や練習の分析を行っています。グラウンドに立つ選手と共に、オフフィールドにおいても日本一を目指す環境が充実しているのが弊部の魅力です。
自身の勉強法
FIT入試は一次試験が書類審査、二次試験は受験方式ごとに内容が異なります。A方式は2022年度から試験内容が一部変更され、講義理解力試験と口頭試問、B方式は総合考査Ⅰ・Ⅱと面接試験で合否が決まります。書類審査で最も重要視されるのが志望理由書で、なぜ慶應で学びたいのか、自分の夢をどう実現したいのかを2000字で表現しなければなりません。そのため、志望理由書を作成する際には自分としっかり向き合い、将来のビジョンを明確にすることに注力しました。
また、FIT入試の二次試験は難易度が高く、A・B方式それぞれの対策を綿密に行わなければなりません。私の場合は時間もなく独学での対策が不安だったため、講義理解力試験や面接試験の対策としてAO入試に特化した塾に通いました。そこでは、他者の意見を聞き、自分に足りないものは何かを考え、書類作成のテクニックや二次試験対策を学びました。
受験生へのアドバイス
私が受験において大切だと思うことを2つ紹介します。
1つ目は自分が行きたい大学、興味のある分野について、より多くの情報収集をすることです。選択肢を広げておくことで、受験というレースにおいて周りよりも優位に立てることは間違いありません。受験勉強は「いち早くスタートさせた者勝ち」であると言っても過言ではないでしょう。3年生になってからではなく、少しでも早めにアクションを起こしてみてください。
2つ目は行動力です。特にFIT入試における志望理由書には、自分の将来の夢や大学で学びたいことを明確にしなければなりません。そのため、私は自分の興味のある分野に関して、多くの媒体から情報を仕入れ、有識者に積極的にヒアリングを行いました。これにより、その分野に関しての知識を少しずつ増やすことができ、資料作成や面接において、他の受験生との差をつけることができたと感じています。
受験生に伝えたいこと
受験において大切なことは、タイムマネジメントだと思います。ラグビーは、他の部活と比べて引退する時期が遅いため、文武両道を継続しなければなりません。私は、通学時間や休み時間に英単語の暗記、新聞やニュースで最新の情報収集をするなど、隙間時間は常に工夫しながら過ごしました。何度もくじけそうになりましたが、頑張って良かったと心から思っています。1番近くで応援してくれる両親や、周囲の方々への感謝の気持ちを忘れずに、慶應生になった自分をイメージしながら何とか乗り切ってほしいと思います。努力は裏切らないと信じています。部員一同、グラウンドでお待ちしています。

指定校推薦

対象学部:法学部・商学部・理工学部・薬学部薬学科
指定校推薦とは、大学側から各高校に与えられた推薦枠を使って、大学を受験する方法です。はじめに希望者に対して、高校 3年間の評定平均値などに基づいて高校内で受験生の選抜が行われます。その後、大学へ提出する書類、小論文、面接などを通して入学試験が行われます。

部員からのメッセージ

大地 星羅
明治学院
商学部
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慶應義塾大学を志した理由
 私はもともとラグビーというスポーツが好きで、大学ではマネージャーとしてその活動を支えたいという想いがありました。特に「早慶戦」には特別な憧れがあり、観客として観ていたときから、自分もこの歴史ある試合の一員として関わりたいという気持ちが強く芽生えました。その中でも私が塾蹴球部を選んだのは、競技としての強さや伝統だけでなく、全員でチームを作るという温かさや一体感に惹かれたからです。実際に塾蹴球部では、選手もスタッフもそれぞれが誇りをもって活動している姿に心を動かされました。また、マーケティングに関心がある私にとって、消費者心理や広告戦略といった分野を理論と実践の両面から深く学べる環境は魅力的であったため、慶應義塾大学商学部に進学することを決めました。
塾蹴球部の魅力
 私が思う塾蹴球部の魅力の1つ目は歴史と伝統です。塾蹴球部は日本で最も長い歴史とルーツ校としての誇りを持ち、創部以来高い水準で活動が続いています。OB・OGをはじめとする多くの関係者の方に支えられ、学生とは思えない規模のもとで4年間を過ごすことができることは塾蹴球部ならではだと思います。
 2つ目は、文武両道を体現している点です。塾蹴球部の部員は、内部進学や一般入試、自己推薦入試など様々な選考を経て入部しています。そのため、様々なバックグラウンドを持つ部員同士が互いに高め合いながら学業と部活動に励むことができます。
 3つ目は、学生主体で活動を行っている点です。マネージャーに焦点をあてて考えると、選手の身の周りのことだけではなく、チケット販売や広報活動、遠征先の手配や補食などの栄養管理まで多岐にわたる業務を自ら企画・運営しています。このような環境に身を置くことで得られることは多く、社会に出てからも非常に役に立つと思います。
自身の勉強法
 私が勉強するにあたり大切にしていたことを5つ挙げたいと思います。1つ目は、提出物を必ず期限内に出すことです。ただ提出するだけではなく、自分の意見や調べた情報を加えるなど、少しでも質を高める工夫を加えることを意識して取り組んでいました。2つ目は、テスト前にやることリストを作成することです。やるべき課題やその締め切り、苦手な科目や重点的に勉強したい内容を整理して、計画的に勉強を進めていました。3つ目は、空いている時間を有効活用することです。電車の中で単語帳を見たり、休み時間に友達と問題を出し合ったりすることで学習時間を確保していました。4つ目は手を動かす、声に出すなど、色々な感覚を使って覚えることです。ノートに繰り返し書いたり、自分の声で何度も読み上げたりすることは記憶の定着に大いに役立ち、理解が深まりました。そして最後に、自分に合った勉強法を見つけ実践することです。私自身、勉強法を変えたことで効率が上がったという経験があります。人によって勉強法は異なるため、自分には何が合っているのかたくさん試して見つけることが非常に重要です。
受験生へのアドバイス
 指定校推薦を目指す上で、最も大切なことはメンタルの安定です。校内選考や最後の定期試験が終わるまで、気持ちの浮き沈みが多くなります。私もプレッシャーや不安を感じるときが何度もありました。そんなときは合格して入学した後の自分を具体的に思い描くことで、自分を励ましモチベーションを保っていました。ただ、指定校推薦だけに頼ることはリスクがあるとも思います。夏の終わり頃まで校内選考の結果が分からない場合もあり、その時点で他の受験準備をしていないと非常に困ってしまうことになるので一般受験等に向けた準備も並行して進めておくべきだと強く思います。評定を維持しながら一般受験の勉強をすることは本当に大変でしたが、想像の何十倍も充実した楽しい大学生活が待っています。
受験生に伝えたいこと
 これからの受験勉強で思いどおりにいかないこともあるかもしれません。ですが、最後まで「自分は何をやりたいのか」を忘れずに、妥協せず、自分自身を信じて進んでほしいと思います。迷ったときやつらいときこそ、自分の芯に立ち返って選択してください。その先にきっと納得できる未来が待っています。部員一同、皆様の合格を心からお祈りしています。
和田 健太郎
清真学園
理工学部
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慶應に決めた理由
 私が慶應義塾大学を志望した理由は、この大学では産学連携や国際交流に力を入れており、実践的な学びやグローバルな視野を身につけることができると考え、興味のある機械工学を学び、さらに、広い視野を身につけ国際社会で貢献できるような人になるために1番適していると考えたからです。この大学では、航空宇宙工学の研究室や施設が充実しており、最新の技術や知識を学ぶことができます。私はそんな素晴らしい環境で機械工学や宇宙に関することを学び、知見を広げたいと考えたからです。また、私は幼稚園生の頃に父の勧めでラグビーを始めました。最高の仲間に恵まれ、気づいたときにはラグビーが大好きになっていました。そして父と叔父がそれぞれ早稲田大学と慶應義塾大学出身だったこともあり、小さい頃から早慶戦を見ていました。試合で秩父宮ラグビー場のグラウンドで活躍する選手に憧れを抱いていました。高校2年時に塾蹴球部の練習を見学させていただいたとき、先輩方の練習に対する熱量とラグビーを楽しんでいる姿を見て、そんな先輩方と一緒にラグビーをしたいと思い、慶應に決めました。
大学蹴球部の魅力
 塾蹴球部の魅力は、1899年に創部され日本で最も長い歴史と素晴らしい伝統を持つチームであることです。今年で創部125周年を迎える長い歴史の間で数々の名将やスター選手を輩出してきました。その歴史を背負いながら、常に強豪校として日本のラグビーを牽引してきました。また、誰でもAチームで活躍するチャンスがあることも魅力です。蹴球部内には花園常連校出身の選手から花園未経験の選手、大学からラグビーを始めた選手まで様々なバックグラウンド持った人がいます。そして、どんな人でも練習試合などを通じて上のグレードに上がる機会がたくさんあります。そのため、努力次第で誰でもAチームのスタメンとして試合に出ることができます。さらに、塾蹴球部はトップレベルの指導陣に支えられています。経験豊富なコーチやスタッフが指導してくださるだけでなく、その指導陣と学生の選手と学生コーチがたくさん意見交換をすることで、吟味された戦術や技術を選手たちに落とし込んで磨くことができ、成長できます。このように大学蹴球部ではとても恵まれた環境でラグビーをすることができるだけでなく、学業にも励み文武両道に挑戦することができます。
自身の勉強法
 大学受験に向けて勉強していく上で、私が大切にしていたことは2つあります。1つ目は、勉強の効率を上げるために、勉強に集中できる環境づくりと健康な心身状態を保つことです。まず、勉強に集中できるように周りに気になってしまうものを置きません。特に、スマートフォンなどといった電子機器や勉強している科目とは関係ない科目のものを机の上に広げないことです。気になるものがあるとどうしても気が散って、集中できなくなり、効率が悪くなってしまうからです。そして健康な状態を保つために睡眠と食事をしっかり取り、ストレスを溜めないようにすることが大切です。睡眠時間まで削って勉強したけれど、体調を崩して勉強ができなくなってしまっては本末転倒なので、休むときはしっかりと休憩することも大切です。2つ目は、学習していく上でわからないことがあったら、自分がどこまで理解できていて、どこがわからないのかを明確にして先生や友達に質問することです。ただ闇雲に問題が解けないから聞いたり、解法を見たりしていては何も成長できません。自分の中でどこまで自分が理解していてどこがわからないか自己分析する事ができれば、自分には今何が足りなくて何をするべきなのか整理して行動しやすくなります。
受験生へのアドバイス
 指定校推薦で受験することを考えている場合、まず一般受験に向けて勉強することも大事です。指定校推薦は全員が受験できる形式ではなく学校の選考に通過した人のみが受験できる形式のため、もし通過できなかったときに備えておく必要があります。また入学生の多くが一般入試の人のため、まわりに比べ入学早々出遅れてしまわないように勉強する必要があるからです。そして、この入試方式では、まずは評定平均の条件をクリアしなければなりません。そのためどの教科も一定以上の成績を取る必要があります。苦手な教科を無くして、授業や課題、試験はどの教科も怠ることなく、地道に評定を積み重ねていって下さい。
受験生に伝えたいこと
 1人でいるとどうしても辛いことがあると思います。そんなときに頼りになる友達や家族を大切にしてください。そして、自分がやると決めたことは妥協を一切せずに最後まで全力で取り組んでください。妥協をしていたらどんなことも中途半端になってしまい、自分のしたかったことができなくなり、結果的にこれからの、あるいはそのときの選択肢をどんどん失ってしまいます。最後に、失敗を恐れずにいろんなことに挑戦して下さい。応援しています。
吉田 千洋
徳島県立城東
理工学部
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慶應に決めた理由
私が慶應義塾大学を志望した理由は、より高いレベルで文武両道を体現したかったからです。慶應義塾大学は日本最高峰の私立大学であり、日本ラグビーのルーツ校です。この大学でなら、勉学やラグビーだけでなく、様々な経験を通して自分自身が成長できる最適の場所だと思いました。また、父が慶應義塾大学出身ということもあり、小さい頃から慶應義塾大学のことは身近に感じていました。私が塾蹴球部を意識し始めたのは、第94回花園3回戦の慶應義塾高校と御所実業高校の試合を見たときでした。惜しくもラストワンプレーで逆転され、敗退してしまったのですが、黒黄ジャージや伝統であるDFの素晴らしさにとても魅力を感じました。当時のキャプテンであった古田京さんは医学部に進学し、大学でもラグビーを続けていると聞いたときには、彼は真の文武両道を体現された方だと思い、私も高いレベルでの文武両道にチャレンジしたいと思いました。
大学蹴球部の魅力
蹴球部の魅力をここでは2つ挙げたいと思います。1つ目は、塾生なら誰でもAチームで活躍できるチャンスがあるということです。塾蹴球部には、全国大会優勝校出身選手や人数不足で単体の高校では試合に出場できなかった選手、大学からラグビーを始めた選手等、様々なバックグラウンドを持った人がいます。監督は強豪校出身選手に目をかけるのではなく、全員平等に見てくださり、試合で活躍した選手は上のチームで試合に出場するチャンスがあります。そのため、どんな人でも自身の努力次第では黒黄ジャージを着て活躍できるというのは塾蹴球部ならではの魅力であると思います。2つ目は、ラグビーだけでなく、様々な面で成長することのできる環境であるということです。塾蹴球部では、様々な出会いがあります。現在塾蹴球部の監督である青貫さんは昨年まで味の素でビジネスマンとして勤務されていました。幅広い視野、観点を保持されている方から学ばせていただくことは本当に多いです。他のOBの方々も、様々な経歴をお持ちです。その方々とお話をする機会をいただけることは自身の成長に繋がると考え、この点においても魅力を感じています。
自身の勉強方法
大学受験に向けて勉強する上で、私が大事にしてきたことは2つありました。1つ目は自分で考え続けるということです。現在はインターネットの発達により、映像授業など勉強する上でとても便利なものが増えてきていると思います。しかし、当たり前のことですが、映像授業を見ただけで自分の学力が上がるはずがありません。また、塾なども同様です。塾に通っているだけで勉強した気になり自分でも勘違いしてしまうことがあることに気づきました。2つ目は、私はインプットする時間と同量のアウトプットする時間を重視しました。どうしても講義形式では受け身の体制で情報を浴びる形になってしまうため、自分の頭の中で考え、整理し、それを明確にしていくことで本当に自分のものにすることができていたように思います。その方法として誰かに共有したり、教えたりすることでアウトプットする機会を作り、自分の力にしていくことができたように思います。また疑問点を1つ1つクリアにしていき、それを展開させる柔軟さも大事だったように思います。
受験生へのアドバイス
受験生へのアドバイスを2つ挙げたいと思います。
1つ目は、 一般受験の勉強を継続することです。指定校推薦だけを狙っていたら不合格だったときの代償が大きいものとなります。また、入学してからの学業の基盤を作るという意味でも、一般受験でも合格できる学力をつけるべきだと思います。
2つ目は、同じ環境で勉強を頑張る良きライバルを見つけることです。私は高校時代に同じラグビー部で高いレベルを目指して勉強している仲間がいました。長期的にも短期的にも、彼がいてくれて共に頑張ることができたことで、日々刺激にもなり、精神的にも支えてもらっていたと思います。ちなみに彼は早稲田に進学したので、まだまだライバルであり、かけがえのない友人です。
受験生に伝えたいこと
やると決めたら何事も全力で取り組んでください。私は高校時代、正直ラグビーに全力を出しきれていなかったため、花園は不完全燃焼で終わってしまったように思います。慶應を目指している人は、高いレベルで時間をかけて勉強している人が多いと思います。勉強ももちろん大切ですが、高校生活は一生で1度しかありません。勉強以外のことも全力でやるべきだと思います。忙しすぎて死ぬということは無いので大丈夫です。頑張ってください。応援しています。
久保田 康大
宮崎西
理工学部
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慶應に決めた理由
 私が慶應義塾大学を志望した理由は、文武両道を体現するためです。慶應義塾大学は日本最高峰の私立大学であり、日本ラグビーのルーツ校です。そのため、勉学においてもラグビーにおいても日本一になるには最適の大学であると考えました。私が本格的に慶應義塾大学を志望し始めたのは中学3年生のときで、当時の塾蹴球部主将の古田京さん(119代/SO)がきっかけでした。医学部で勉強をしながらも全力でラグビーに取り組み、さらには塾蹴球部をまとめ上げる古田さんは、まさに文武両道を体現されていて、自然と憧れを抱きました。勉学とラグビーの両立を大事にする塾蹴球部の文化や伝統に関心を持った同志と共に楕円球を追う日々を目指して、慶應義塾大学を第一志望に決めました。
大学蹴球部の魅力
蹴球部の魅力は大きく2つあると考えています。1つ目は、塾生なら誰でも蹴球部員として活躍するチャンスがあることです。蹴球部には私のような地方の無名高校出身や大学からラグビーを始める選手、さらには代表クラスの選手といった様々なバックグラウンドを持つ選手が所属しており、部員全員が日本一を目指して全力でラグビーに打ち込んでいます。経験の有無に左右されず、自分の努力次第で黒黄ジャージを着ることができるのは塾蹴球部ならではの魅力だと感じています。2つ目は、日本一を目指すうえで最高の環境が整っていることです。監督をはじめとするコーチの方々の指導や、トレーナーやマネージャー及び社会人スタッフの方々の手厚いサポートのもとで、ラグビーをすることができます。ラグビーのスキル面や体づくりのための栄養面、フィジカル面など様々な場面でトップレベルの指導を受けながらラグビーに専念できる環境は、自分自身の成長にとても有益であると感じています。
自身の勉強方法
私自身、高校時代は部活動と勉強に打ち込み、とても忙しい高校生活であったと思いますが、その中で心がけていたことは3つあります。1つ目は、メリハリのある生活を送ることです。何事も無理をして頑張るのではなく、日々着々と継続して積み上げていくことが大事です。あらかじめ計画を立て、限られた時間の中でベストを尽くすことが重要であると思います。2つ目は、周囲の仲間と競合することです。定期試験や小テストだけではなく、日々の何気ないことでも仲間と競り合うことで競争心が養われ、仲間に負けたくないという気持ちがより一層自分を強くしてくれます。3つ目は、何事も諦めないことです。これは勉強だけでなく何にでも当てはまることですが、諦める癖がつくと自分自身を過小評価するようになってしまい、本来できていたこともできなくってしまいます。諦めずに成功した経験を積むことが自信に繋がり、様々な場面で活きてくると私は考えています。
受験生へのアドバイス
 私自身、もとより一般入試で理工学部を目指していて、指定校推薦の時期に先生方から指定校推薦を勧められたので、指定校推薦の対策などは詳しくはわかりませんが、日々の授業や小テストの先に合格があることは間違いないと思います。指定校推薦は1つの入学手段であり、高校1年時から指定校推薦だけを狙って勉強していると、推薦されなかったときに第一志望の大学に行けない可能性が非常に高くなってしまうリスクがあります。特別に推薦の対策をしたり、勉強がおろそかになるほどの課外活動をしたりするよりも、毎日継続して勉強をすることが合格への1番の近道だと思います。そういった努力を積み重ねられる能力が、指定校推薦には必要とされているはずです。
受験生に伝えたいこと
 受験には覚悟が必要です。私は小・中学校時代は全国レベルでラグビーをしてきましたが、慶應義塾大学に進学するため、そして黒黄ジャージを着て試合に出場するため、高校はラグビーでは無名の進学校に進みました。中学3年時に決めた覚悟が、私自身を奮い立たせ合格に導いてくれたと思っています。メリハリがつかないときや勉強のやる気が出ないときは、自分が慶應を志望すると決めたときの想いを思い出してみてください。きっと過去の自分が応援してくれます。

付属高内部進学

対象学部:全学部
慶應義塾高校・慶應志木高校・慶應ニューヨーク学院・慶應湘南藤沢高校から慶應義塾大学に進学した部員も塾蹴球部では多く活躍しています。

部員からのメッセージ

尾関 航輔
慶應義塾
法学部政治学科
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塾蹴球部に入部した理由
 私は4歳から友人の影響でラグビーを始めました。そして慶應義塾大学出身の父の影響で毎年11月23日には家族で「早慶戦」を見ることが恒例となっており、次第に塾蹴球部でプレーすることへの憧れを抱くようになりました。中学進学の際は、よりラグビーの盛んな慶應義塾普通部への進学を決め、多くの同期や先輩、後輩に出会いました。中学校、高校と慶應義塾でプレーする中で塾蹴球部の持つ歴史や伝統にも触れる機会が多々あり、その素晴らしさを学びました。私が塾蹴球部に入部を決めた理由は、黒黄ジャージへの憧れ、そして今まで一緒にプレーをしてきた仲間と「日本一」という目標に挑戦したかったからです。
塾蹴球部の魅力
 数ある塾蹴球部の魅力の中から3つ紹介したいと思います。
 1つ目は、ラグビーに打ち込める環境が整っている点です。非常に充実したトレーニング設備だけでなく、経験豊富な社会人コーチやスタッフ、そして徹底した栄養管理によりラグビーには欠かせない体づくりを効率的に行うことができます。このような環境のおかげで私たちは練習やリカバリーに集中して取り組むことができています。また、分析を専門とするスタッフもおり、最先端の分析により的確なアドバイスなどを通して日々成長することができます。
 2つ目は、風通しの良い部であるという点です。先輩方はとても優しく接してくださり、ラグビー以外のことでお世話になることも多いです。近い距離感で相談に乗ってくださるので日々成長できます。また月に1回先輩と月毎のテーマに沿って1対1で話す機会があり、「日本一」に向けて、学年の垣根を超えて一体感を持つことができます。
 3つ目は、なによりも練習の質が高い点です。練習の内容は事前に共有され、各メニューの時間も管理されているので限られた時間の中で集中して練習に取り組むことができます。また、選手の向上心も高く、一つ一つのプレーにこだわって良い緊張感のもとプレーすることができます。経験豊富な社会人コーチ陣もいらっしゃるので、自分の課題などを個別に相談し、アドバイスをいただいたりすることもできます。このような練習を積み重ね、毎日成長を実感できます。
 ここで紹介した塾蹴球部の魅力はほんの一部に過ぎないので、入部を考えている皆さんには、紹介しきれない塾蹴球部の魅力を実際に体験していただきたいと心から思っています。
塾高生へのメッセージ
 大学でラグビーを続けるか別の道に進むか迷っている塾高生もいることと思います。私も同じでした。しかし、塾蹴球部に入部した今の私は、皆さんに入部を強く勧めたいです。高校3年間切磋琢磨した仲間と、さらに4年間を共に、高め合うことができるのは塾高生の特権だと思います。「みんなとは一緒にやりたいけど、大学でついていける自信がない」と考えている方もいるかもしれません。ですが心配はいりません。十分に整ったこの環境と仲間がいれば必ず成長できます。また、私たちでよければいつでも相談に乗ります。ラグビーのことでも、学部選択のことでもいつでも連絡をください。必ず力になります。皆さんと一緒に過ごせる日がまた来ることを楽しみにしています。
加藤 旭陽
慶應義塾志木
法学部政治学科
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大学蹴球部に入部した理由
 私は慶應義塾志木高等学校に入学し、高校1年生からラグビーを始めました。それまではサッカーをしており、高校に入ってもサッカーを続けるだろうと考えていました。しかし、ラグビーというスポーツの奥深さや面白さに気づき、高校3年間を過ごすうちにラグビーが生活の一部となっていました。 私が大学蹴球部に入った1番の理由は、自分の力をチームのために捧げる「One For All, All For One」の精神に魅力を感じたからです。ラグビーというスポーツは、個々の力が強いチームが勝つのではなく、1人1人が足りない部分を補い、支え合うことでチームとしての総合力が高いチームが勝つところにあると私は考えます。私は大学蹴球部の、どんなときもタフチョイスを実行し、チームのために身を粉にして鋭いタックルをする先輩方の姿にとても感銘を受けました。そして私もこの輪に混ざれるようになりたいと強く感じ、大学蹴球部に入部しようと決意しました。まだまだ心身ともに未熟ではありますが、チームのために獅子奮迅し、貢献できる選手になれるよう日々精進していきたいと思います。
蹴球部の魅力
 大学蹴球部の魅力は環境のすばらしさにあると思います。高い志を持っている同期や、後輩に優しく和気藹々と接してくださる先輩方と日々の練習では切磋琢磨し合い、選手以外のスタッフ陣の手厚いサポート、コーチ陣のより専門的な指導や、栄養の管理された寮の食事など、どの分野の人が欠けても成立しない支え合いのあるすばらしい環境でラグビーができていると強く感じています。
 入部してから短い時間しか経っていませんが、すでに部員同士の繋がりの強さをとても感じます。高校時代は敵だった者もいれば、敵にすらなれないような雲の上の存在だった者 もいます。しかし朝昼晩を共にし、日々練習を重ねていくことにより自然と壁はなくなり、同じ蹴球部の一員として信頼し合える仲間となりました。練習が始まった頃は、実力の差を痛感し、自分の弱さに落ち込むこともありましたが、レベルの高い同期、先輩達と共に練習に取り組むことで自分の成長を実感できて楽しいです。
志木高生へのメッセージ
 大学蹴球部に入ってからは 入部するかどうか少しでも悩んでいたことが馬鹿馬鹿しくなるほど日々充実しています。大学蹴球部は、高校と比べると格段にラグビーとして・チームとしてのレベルが上がり実力の差を痛感してしまう瞬間もあるかと思います。しかし、志木高生には周りにまったく引けを取らないものがあります。志木高での厳しい練習を3年間耐え抜き、逆境を乗り越えてきたそのメンタルはどんなに高い壁も超えられる自分の武器として刻まれているはずです。
 これから志木高のみんなが大学で続けるかどうか決めるときは、大いに悩み決断してください。大学蹴球部は決して生半可な気持ちで踏み込むことのできない世界です。しかし、大学蹴球部はより自身の成長に繋がり、ラグビーをさらに好きになる場だと私は考えます。
 もし、少しでも興味を持ち蹴球部について聞きたいことや知りたいことがあればなんでも聞いてください。また一緒にプレーできることを楽しみにしています。
脇 龍之介
慶應義塾
商学部
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大学蹴球部に入部した理由
 私は3歳から、ラグビーをやっていた父の影響もあり、ラグビースクールでラグビーを始めました。そして小さい頃からたくさんの試合に連れて行ってもらいました。トップリーグ(今はリーグワン)や日本代表の試合にも連れて行ってもらったのですが、プロの試合よりも大学ラグビーを観るのが好きでした。その中でも好きだったのが早慶戦で、選手の気迫と観客の熱量が凄まじく、国立競技場や秩父宮で目にした光景を今でも鮮明に覚えています。そして、次第に黒黄ジャージを着ることに憧れるようになりました。 そのため、慶應義塾大学でラグビーをすることを見据え、慶應義塾普通部に進学しました。高校合わせて6年間慶應でラグビーをし、黒黄に対する憧れだけでなく、中学や高校で共に研鑽してきた仲間達とまたラグビーがしたいと思い、大学蹴球部に入部することを決意しました。
蹴球部の魅力
 私が感じる蹴球部の魅力は3つあります。
 1つ目は、ラグビーに集中できる環境が揃っているという点です。大学は充実した設備が整っており、質の高いトレーニングやリカバリーができます。また、栄養面でも管理してくださるので、良いコンディションを保つことができます。そして、コーチングの質が高く、またアナリストによる最先端の分析も行われていて、自分自身やチームに足りないものを客観的に示してくれるので、日々成長することができます。
 2つ目は、時間の管理が徹底されているという点です。長いダラダラした練習をするのではなく効率よく質の高い練習をし、学業と両立が可能です。また、自分自身の時間の使い方次第で学生生活を更に充実させることができます。
 3つ目は、部員1人1人の距離感が近いということです。先輩達はとても優しく、フレンドリーに接してくれるので、経験値の豊富な先輩方から色々なアドバイスを頂けます。それはラグビーだけでなく、ラグビー以外の面でもお世話になることが多く、人間的にも成長することができます。
 このような魅力が塾蹴球部にはあり、ラグビーに留まらない面でも価値ある経験ができるので、大学4年間を捧げる意味が十分にあります。
塾高生へのメッセージ
 私は大学蹴球部の一員として、塾高生の皆さんには入部することを強くお勧めします。高校3年間をともにしてきた仲間たちとまたラグビーができるということは、とても特別で僕たちが持っている特権です。しかし、大学ラグビーでついていける自信が無い、大学4年間をラグビーに捧げる自信が無いなど、様々な理由で迷っている方がいると思います。そんな方は是非気軽に相談してください。実際僕も入部を迷っていた時期があったのですが、先輩方に質問することで不安が解消されました。 また、蹴球部は選手だけでなく、トレーナーやアナリストなど、色々な形で入部することができます。大学蹴球部にどんな形でも携わりたいと思う方がいたらいつでも連絡をください。皆さんと再び一緒にプレーするのを楽しみにしています。
佐々木 一帆
慶應義塾志木
経済学部
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大学蹴球部に入部した理由
私は慶應義塾志木高等学校に入学し、高校1年生からラグビーを始めました。それまでの人生で1度もラグビーの試合を見たことがないほどラグビーとは無縁の人生でしたが、高校3年間を経て卒業する頃には、私の中でラグビーは大きな存在となっていました。
私が大学で蹴球部に入った1番の理由は、「それ以外考えられない」と思うほどラグビーというスポーツに惹かれていたからです。ラグビーというスポーツの魅力は、個々の力が強いチームが勝つのではなく、1人1人が足りない部分を補い、支え合い、チームとしての総合力が高いチームが勝つところにあると私は考えます。私は大学蹴球部の、ひたむきに走り続け、鋭いタックルを連発し、チームとして強い団結を見せる先輩方の姿にとても感銘を受けました。そして私もこの輪に混ざれるようになりたいと強く感じ、大学蹴球部に入部しようと決意しました。
まだまだ心身ともに未熟ではありますが、チームのために体を張れるプレイヤーになれるように日々精進していきたいと思います。
蹴球部の魅力
慶應大学蹴球部の魅力は環境の素晴らしさにあると考えます。高い志を持った同期や、気さくでとても優しくユーモアにあふれる先輩方と、日々の練習では切磋琢磨し合い、選手以外のスタッフの方々のサポート、コーチ陣の熱心な指導や、しっかりと栄養が管理された寮食など、周りからのたくさんの手厚いサポートを受け、本当に素晴らしい環境でラグビーができていると強く感じています。
入部してから短い時間しか経っていませんが、すでに部員同士の繋がりの強さをとても感じます。高校時代は敵だった者もいれば、敵にすらなれないような雲の上の存在だった者もいます。しかし朝昼晩を共にし、日々練習を重ねていくと、そこにはあった壁は無くなり、同じ塾蹴球部員として頼れる仲間となりました。練習が始まった頃は、実力の差に落胆し、やっていけるか不安に感じることも多かったのですが、レベルの高い同期や先輩方との練習はその不安を打ち消すほど楽しいです。
志木高生へのメッセージ
大学蹴球部に入ってからは入部するかどうか少しでも悩んでいたことが馬鹿馬鹿しくなるほど日々充実しています。大学蹴球部は、格段にラグビーとして、チームとしてのレベルが上がります。入部したての現時点ではパスや判断などのスキル面では悔しいほどの差があります。しかし、志木高生には周りにまったく引けを取らないことがあります。それは、「意地」と「気合い」と「根性」です。志木高での厳しい練習を3年間耐え抜き、鍛えられたメンタルは、必ず強みになると実感しています。
これから志木高のみんなが大学で続けるかどうか決めるときは、悩んだり不安に感じたりすると思います。しかし、私から言えることは入部したらすぐにその不安や悩みは消えるということです。先程大学蹴球部の魅力について述べた通り、先輩方は本当に優しくて面白い、いい人たちばかりです。
もし少しでも大学蹴球部について聞きたいことや知りたいことがあったら何でも聞いてください。みんなとまた一緒にプレーできることを楽しみにしています。
恩田 優一郎
慶應義塾
法学部政治学科
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大学蹴球部に入部した理由
私は小学校1年生のときに、父の勧めでラグビーを始めました。小学4年生のとき、「慶應義塾高校が花園に出場した」とラグビースクールのコーチたちが盛り上がっていたことが気になり、調べたのがきっかけで慶應のラグビーを知りました。大学蹴球部の試合を見てみると、黒黄ジャージを着たすべての選手が仲間のために泥臭く体を張り続けていました。私はそこで大学蹴球部のラグビーに惹かれ、あの黒黄ジャージを着てプレーしたいと思うようになりました。
 そのため高校は、慶應義塾大学でラグビーをすることを見据え、慶應義塾高校に進学しました。高校では大学と合同で練習する機会が多くあり、とても恵まれた環境でラグビーをしている先輩方を拝見しました。このような環境のもとで、高校で出会った偉大な先輩たちや最高の同期と共に黒黄ジャージを着てラグビーをしたいという気持ちが高まり、大学蹴球部に入部することを決意しました。
蹴球部の魅力
 私が感じる蹴球部の魅力は2つあります。
 1つ目は、恵まれた環境でラグビーをプレーできることです。大学はグラウンドを含め、施設がとても充実していると思います。また、さまざまな高校から集った選手1人1人のレベルが高いとともに、質の高いコーチングをしてくださる方々がたくさんいます。こういった環境に身を置いてラグビーができるのはとても幸せなことだと思います。
 2つ目は、組織力です。私は「大学は上下関係に厳しい」というイメージを持っていましたが、まったくそんなことはなく、とてもフレンドリーに話しかけてくれる方ばかりです。また、チーム全体では「人間力」という部分にもこだわっていて、人としても成長することができるとても魅力的な組織だと思います。
 私自身が感じる蹴球部の魅力は以上ですが、まだ気づけていない魅力もあると思うのでこれから探していきたいと思っています。ただひとつだけ言えることは、蹴球部は自身の大学4年間を捧げるには十分過ぎると言ってもいい価値があるということです。
塾高生へのメッセージ
私は大学蹴球部の一員として塾高生の皆さんには入部することを強くお勧めします。しかし、塾高生の中には大学4年間を蹴球部に捧げる自信がない人や大学のラグビーについていける自信がない人など、さまざまな理由で入部を迷っている方がいると思います。塾高出身者としてその気持ちはとてもわかります。ただ、実際に私は入部してからとても充実した大学生活を過ごすことができ、そういった迷いは無くなりました。
 また、蹴球部にはプレイヤーだけでなく、トレーナーや分析、マネージャーなど色々な形で入部することができます。自分が大学蹴球部にどんな形でも貢献してみたいと思う方がいたらいつでも連絡をしてください。皆さんと一緒に再びプレーするのを楽しみにしています。
石垣 慎之介
慶應義塾志木
法学部政治学科
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大学蹴球部に入部した理由
私は親の影響で3歳からラグビーを始めました。始めた当初は特に何も感じていませんでしたが、続けるにつれてラグビーの魅力に惹かれていきました。
あるとき、家でラグビーを見ようとテレビをつけたところ、そこには黒黄のジャージを着た選手たちがいました。決して華やかなプレーや目立った選手がいたわけではありませんが、ひたむきに走り続け、低く鋭いタックルを連発するチームを見て感銘を受けました。そして、自分もいつか慶應で黒黄のジャージを着たいと思うようになりました。
私は栃木県に住んでいるため神奈川県まで通うことはできず、高校から慶應に入るには慶應義塾志木高校が唯一の選択肢でした。志木高では1年生の頃から試合に出させていただき、多くの経験をすることができました。3年生の春には大学の練習に参加し、憧れのチームでの練習に参加できたことを嬉しく思う一方で、レベルの高さに衝撃を受けました。高校最後の大会は棄権という形で終わってしまいましたが、最高の仲間に恵まれたと思います。大学蹴球部に入部してしばらく経ちましたが、まだまだ心身ともに未熟なので、憧れの黒黄ジャージを着て活躍できるよう、日々精進していきたいと思います。
蹴球部の魅力
蹴球部の魅力として、高い志を持つ多様な仲間と切磋琢磨し合いながらラグビーができる環境があると思います。監督やコーチの方々の熱心な指導、トレーナーやマネージャーおよび社会人スタッフの方々、OBOGの方々の手厚いサポートのもとで、日本一という目標を掲げて活動しています。また、練習だけではなく食事に関するサポートも多く、補食や寮食は必要な栄養を摂れるようにメニューが考えられており、4年間全力でラグビーに打ち込むことができます。部員は全国各地から集まっており、強豪校から来た選手ばかりではなく、大学からラグビーを始めるような選手もいます。出身地域や高校、ラグビー経験等は関係なく互いに接し、日々の練習に取り組むことができます。
さらに、部員同士の繋がりが強いことも魅力として挙げられます。同期はもちろん、先輩も優しい方ばかりなので、すぐにチームの輪に入ることができます。また、大学から入寮したり一人暮らしを始めたりする部員も多くいますが、先輩からのアドバイスやサポートが多く、非常に生活しやすい環境が整っています。私自身、蹴球部に入部した頃は非常に不安でしたが、先輩方が気さくに声をかけてくださるなど、練習でのコミュニケーションを通してすぐになじむことができました。練習外でも学校生活や私生活に関するアドバイスをいただくことができるので、今では寮生活も快適です。
志木高生へのメッセージ
志木高生のみんなからすると、大学蹴球部はレベルが高く、手の届かないチームだと思っているかもしれません。確かに高校と比べると、格段にラグビーとして、チームとしてのレベルは上がりますが、ラグビーを続けるか迷っているのであれば、入部をお勧めします。
 「蹴球部の魅力」にも記述した通り、大学蹴球部には様々な生い立ちの選手が在籍しており、中には大学からラグビーを始める選手もいます。最初はレベルの高さや環境の変化に不安や戸惑いを感じ、大変かもしれません。しかし、しばらくするとその環境にも慣れていくのでその点について心配する必要はありません。
また、大学蹴球部では日本一という目標のもと全員が努力を重ねているため、濃密な日々を送ることができます。そしてなにより、蹴球部での活動を通してかけがえのない仲間をつくることができます。そのため、蹴球部での4年間は最高に充実したものになると思います。
 何か気になることや質問があれば気軽に連絡してください。みんなと一緒に大学でラグビーができることを楽しみにしています。
土方 直也
慶應義塾
経済学部
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大学蹴球部に入部した理由
私は慶應義塾中等部に入学し、部活動としてラグビーを始めました。小学生の頃はサッカーと水泳を習っていましたが、ラグビー経験者である父の影響を受け、幼少期からラグビーというスポーツには慣れ親しんでいました。早稲田大学出身の父がラグビー早慶戦をテレビでよく観ていたので、私も隣で一緒に観ていました。慶早戦は毎回白熱した試合であったことを幼いながら鮮明に覚えおり、中でも慶應の鋭いタックルと泥臭いプレーはとても印象に残っています。試合を見ているうちに慶應蹴球部に強い憧れを抱き、ラグビーをプレーしてみたいと感じるようになりました。
慶應義塾中等部に入学しラグビーを始め、慶應義塾高校に進学してもラグビーを続けました。高校では1年生の頃から試合に出場し、大学との合同練習にも参加する中で、大学でもラグビーを続けたいと思う一方で、2年生の夏頃から3年生の終わりまでケガが重なってしまい、ラグビーを続けるか葛藤する日々を過ごしていました。そんなとき、両親や先輩方からあと押しされ、慶應の伝統の黒黄ジャージを着てラグビーをしたいと感じるようになり、大学蹴球部に入部することを決意しました。
蹴球部の魅力
私が考える塾蹴球部の魅力は、非常に高いレベルでラグビーをプレーできることと、横の繋がりはもちろん縦の繋がりも強く、下級生が生活しやすい環境であることです。
慶應はラグビーのルーツ校であり、全国から様々な選手が集まってきます。また、コーチや監督から高いレベルのコーチングをしていただけるので、とても充実したラグビー生活を送ることができます。
また、学年関係なく部員同士の仲が良いところも魅力として挙げられます。月に一度ほどのペースでチームビルディングが行われます。チームビルディングは学年を縦割りにしてチームに分かれて様々なゲームを行うイベントで、学年関係なく親睦を深めることができます。また、グラウンドでは気軽に意見交換をすることができるので、互いに刺激し合い、全力でラグビーができる環境です。また、OBの方々がコーチングや活動のサポートをしてくださっています。塾蹴球部は本気でラグビーをプレーするには最高の環境であり、4年間の大学生活をラグビーに捧げようと考えている方にとてもお勧めできる部だと思います。
塾高生へのメッセージ
塾高生の皆さんからすると、大学蹴球部はレベルが高くどこか怖い印象があるかもしれません。私が塾高生だった頃も、大学蹴球部はとてもレベルが高くて上下関係が厳しい環境というイメージでした。確かに高校からレベルが格段に上がりますが、その分やりがいも多く、充実したラグビー生活を送ることができているので、大学蹴球部への入部を迷っている人は入部することを強くお勧めします。
先輩方が下級生でも生活しやすい環境を作ってくださっているので、私と同じようなイメージを持っている人も心配する必要はありません。また、蹴球部として4年間を一緒に過ごし、チーム一丸となって日本一を目指すことで、かけがえのない生涯の仲間ができるので、マネージャーや分析、トレーナーとしての入部もお勧めです。何かわからないことや聞きたいことがあれば気軽に連絡してください。皆さんと大学蹴球部でお会いできることを楽しみにしています。

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