【石川ONETEAM大作戦 ラグビー体験授業】
3月16日に開催される能登復興祈念ラグビースペシャルマッチ「ALL早稲田大学vs ALL慶應義塾大学」に向け、昨年12月よりプレイベントとして奥能登2市2町の中学校でラグビー体験授業を開催いたしました。
元日本代表選手や早稲田大学・慶應義塾大学・地元の金沢大学の学生らが講師を務め、震災や豪雨で大きな被害を受けた地域の中学生たちに、ラグビー体験を通して新たなスポーツへの挑戦と仲間との絆を深めてもらうことを目的としました。
ラグビー憲章が掲げる5つの精神の一つである「結束」の心で、生徒の皆様が能登復興に向けて結束し、互いに支え合いながら困難を乗り越えて欲しいという願いを込めて実施いたしました。
各中学校へ向かう間、能登で何が起こり、被災地の皆さんが今何を思っているのか、地域の方から熱心に話を聴くなど、学生は能登復興への想いをさらに強くしていました。
以下、参加した部員からのコメントになります。
松元慎太郎(4年/一貫校教育校学生コーチ/慶應義塾)
震災によって傾いた電柱や、津波によって1階部分が倒壊した家屋、隆起した海岸など、今ではあまり報道されない能登の現状に触れ、これを風化させないことの重要性を実感しました。
また一方で、実際に触れ合った中学生をはじめ、現地の方々はそうした状況に悲観するのではなく前向きに復興を目指す姿勢に私も元気をもらいました。
今回の企画を通じて得た学びを被災地を含む社会のために何か貢献したいと考える良いきっかけとなりました。
信田優(2年/一貫教育校学生コーチ/慶應義塾) このような貴重な機会をいただき大変感謝しております。能登中学校にてタグラグビー教室を行ったのですが、地元の中学生はとても楽しそうで笑顔に溢れていて逆に我々が元気を与えてもらいました。しかし、一年以上経った今でも被害の跡は残っていてまだまだ復興が必要な状況でした。自分にできることは小さなことかもしれませんが復興に向けて微力ではありますが貢献していけたらと考えております。
黒松大幹(2年/一貫教育校学生コーチ/慶應義塾)
能登空港の周りや街中には、震災と豪雨によって被害を受けた道路や建物が未だ残されておりそれらを到着後すぐに目の当たりにし、改めて災害の大きさ酷さを感じました。地元の方々にお話を伺うと、復興がなかなか進まない上に年月と共に人々の記憶から薄れてしまうのではないかと心配されておりましたが、今回のタグラグビー教室の開催をとても喜ばれておりました。ラグビー教室には能登町立能都中学校の生徒の皆さん約70名が参加し、我々も互いに支え協力し合いながらあきらめず挑戦し続けることの大切さをタグラグビーを通じて感じてもらえることを目標において実施させていただきました。ほとんどが未経験者ではありましたが、競争形式のパスセッションでは体育館いっぱいに歓声や雄叫びが響くほど盛り上がりを見せ楽しんでおり、こちらも嬉しくなる程でした。
今回の経験からラグビーに興味を持つ子供達が増えてくれると嬉しいとともに、町の復興や再生に我々も微力ながら協力できればと思います。
文・写真=石川県ラグビーフットボール協会
全文はこちらのリンクからご覧いただけます!
https://oneteam.gpsart.jp/?p=3413
詳しい試合情報につきましては、下記URLをご参照ください。
遠方での試合となりますが、ぜひ会場まで足をお運びいただき熱いご声援のほどよろしくお願いいたします。
慶應義塾體育會蹴球部
当サイトは、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。
推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。
セキュリティを向上させるため、またウェブサイトを快適に閲覧するため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。
このままご覧いただく方は、「閉じる」ボタンをクリックしてください。