ラストシーズンに懸ける想い Part19

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チームダイアリー

チームダイアリーをご覧の皆様、こんにちは。

冬の訪れを感じる寒さが毎日続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、4年生インタビューも残すところあと2回となりました。ここからは、グラウンド内外でチームを統率する4年リーダー陣のご紹介をさせていただきます。今回は、FRリーダー中本慶太郎(HO・慶應義塾)、BKSリーダー豊田康平(Utility・國學院久我山)、そしてBK3リーダー丹治辰碩(FB/WTB/SO・慶應義塾)の登場です!3人のラストシーズンに懸ける熱い想いをぜひお読みください。

 

<中本 慶太郎 (HO・慶應義塾)>

―ラグビーを始めたきっかけ

幼稚園年長の頃に父にラグビースクールに連れられて行ったのがきっかけでした。

小学生時代はラグビーのコンタクトプレーに慣れることができず、ラグビーを全く好きになれずにいました。しかし、中学に入り1年目の夏から普通部の池田先生に上のチームで起用してもらい、そこで沢山の経験を積むことができたことで、ラグビーに対して前向きになることができました。

 

―慶應、そして蹴球部に入った理由

慶應に入ったきっかけは、自分の家の近くで有名な学校だったことです。父の勧めもあり、慶應に入ろうと決心しました。

大学でも蹴球部に入ろうと思ったのは、普通部での東日本優勝、塾高での花園出場達成の経験から、自分たちの代の強さに誇りがあり、チームの仲間が大好きだったからです。大学でもっとすごいことをみんなで成し遂げたいと感じたからでした。

―蹴球部で嬉しかったこと・つらかったこと

一番嬉しかったことは、2年次の大学選手権・流通経済大学戦で今まで苦しんだラインアウトをラストワンプレーで成功させ、そのまま自分でトライを決め試合を同点にしたことです。

逆に一番つらかったことは、3年の筑波戦で足の脛を骨折し、そのシーズンを棒に振ってしまったことです。1年から積み上げ続け、スタメン出場が見えたシーズンがやっと来たのに、それが一瞬のようにして消え、本当に悔しかったです。

 

―蹴球部での転機

転機は、穂積さん(H29卒・学生コーチ)にコーチングしてもらったことです。穂積さんからはどんな時でも努力をすれば報われるということを学びました。自分の時間を割いてまで、スローが下手だった自分をオフの日も自主練に誘ってくれ、その努力の大切さに気づくことができましたし、その結果流通経済大学戦で良いスローができました。

今でもその意思を受け継ぎ練習を続けています。

 

―普段から心がけていること

普段の部活動では、体を張ることはもちろんですが、自主練習を誰よりも行うこと、スクラムやラインアウトに強くこだわることを心掛けています。私のポジションはセットプレーの要なのでチームのためにその成功率を高めようと頑張っています。またスクラムでは修正点をすぐに見つけ簡単にチームメイトに伝えることや、勝負所のスクラムで仲間を鼓舞できるように声掛けすることも心がけています。

 

―伝えたいこと

一緒にプレーしている仲間、家族、スタッフやコーチ陣への感謝です。その方々たちのためにも絶対に日本一になり恩返しをして、一緒に喜びたいです。

後輩に伝えたいことは、4年間が本当にあっという間にすぎてしまうということです。だからこそ1日1日の練習を本気でやり、自分の課題に真剣に取り組んでほしいです。悔しいことや辛いことが起きても頑張っている仲間を見れば立ち直ることができるし、落ち込んでいる時間が一番無駄だと思います。腐りながらでも全力で目標を持ってやり続けば必ず何かを成し遂げることができると思うので、頑張って毎日一生懸命やってほしいです。

―ラストシーズンに懸ける想い

絶対に日本一になります。ラグビー人生の本当の最後のシーズンなので、仲間やスタッフ、コーチ、家族、支えてくれる全ての人の為にも勝ちます。最後にみんなで笑って終われるよう日々努力を積み重ね、試合で最高のパフォーマンスを出します。

 

<豊田 康平 (Utility・國學院久我山)>

―ラグビーを始めたきっかけ

小学1年生の頃、ラガーマンだった父の影響で、兄と同じタイミングで田園ラグビースクールに入ったことがきっかけです。中学受験次にやめることを一度考えましたが、今となっては、やめずに続けたことで花園出場や7人制代表などの経験をすることができ、同じ志を持って切磋琢磨できる仲間をたくさんもつことができたと思っています。

 

―慶大蹴球部に入部した理由

幼少に早慶戦を見た時から将来は塾蹴球部でラグビーをすることを意識していました。大学受験を考える時には自然と兄(=豊田祥平・H29卒)の背中を追って塾蹴球部に入りたいと思い、慶應義塾大学の受験しか考えませんでした。

 

―蹴球部でうれしかったこと

一番嬉しかったことは今シーズンの慶明戦の勝利です。日本一に向けてこのチームが成長し続けていることを実感した瞬間でした。個人としてはまだまだ成長できる余地がたくさんあると思うので、残りの試合、自分のパフォーマンスを出しきりたいです。

―つらかったこと

一番辛かったことは全シーズン通して怪我に苛まれてきたことです。怪我でチャンスを棒に振ったり、自分のパフォーマンスが悪くなったりするのは本当に辛いものでした。しかし、3年の夏に負った怪我の期間を利用して、高野コーチ(Speed Coach)の元で陸上トレーニングを行い、さらなるパフォーマンスの向上につなげることができたことは、自分としても大きな転機だったと思います。

 

―普段から心がけていること

普段部活で心がけていることは、どんな状況でも正しい判断をすることです。これは練習に限らず、私生活においても自分が何を優先すべきでどういう態度で行動するかいうことを考えています。

BKSリーダーとしては、チームの状況を俯瞰してみることを意識しています。

 

―伝えたいこと

いつも応援しにきてくれる家族を始め、一緒に楽しいことも辛いことも共有してきた同期、たまに連絡してきて気にかけてくださる先輩方、一緒に戦ってくれる後輩達、自分を育ててくれたコーチや先生達、全てに感謝しています。

残りの試合は僅かですが、ラグビーで恩返しできるように最後まで全力で闘っていきたいと思います。

―ラストシーズンに懸ける想い

4年間、日本一という目標を持って塾蹴球部でラグビーを続けてきました。未だ達成していないこの目標を最後に達成するために、残りの時間、全てを出し切ります。最高の同期と後輩・スタッフの皆で日本一という結果を勝ち取り、応援してくださる全ての人たちに恩返ししたいと思います。

 

<丹治 辰碩 (FB/WTB/SO・慶應義塾)>

―ラグビーを始めたきっかけ

小学2年生の時に父親に世田谷ラグビースクールに連れて行かれたのがきっかけです。菅(=公平・慶應義塾)や武蔵(=佐藤・慶應義塾)や安西(=浩昭・慶應義塾)とはその頃からラグビーをしてました。走り回るのが楽しかったので、中学の時に他のスポーツをやめてラグビーを続けることにしました。

 

―慶大蹴球部に入部した理由

大学1年生の時は自分の生活の軸をラグビーにするほどラグビーに熱を注げる覚悟がなかったため、蹴球部には入部しませんでした。しかし1年間ラグビーから離れて自分がどれだけラグビーが好きなのか再確認したので、2年になってまた入部しました。

 

―蹴球部でうれしかったこと

去年の対抗戦で、明治大学に勝った時です。個人的にも、その試合ではいつも以上に人を活かすことを意識して試合に臨み、前半の3トライに絡めたのでそれが上手くいってとても嬉しかったです。

 

―普段から心がけていること

自分が入部した時の4年生の方々が、途中入部にも関わらずフレンドリーに接してくださったので、自分が4年生になった今、下級生に対して壁を作らず楽しくラグビーに集中できる環境を作ってあげたいなといつも思っています。

 

―伝えたいこと

こんな気まぐれな性格のために両親をはじめ同期や先生方、僕に関わる人には今までたくさん迷惑をかけてきました。

その時は自分の行動を選択することでいっぱいいっぱいになってしまいそのことに気づきませんでした。しかし、今こうして学生最後の年に黒黄ジャージを着て試合に出ることができているのはその時迷惑をかけた方々に支えて下さったからこそだと、とても感謝しています。

―ラストシーズンに懸ける想い

今まで支えてくださった方々、試合に出ている人も出ていない人もスタッフも、全員が報われるために絶対に優勝します。期待していて下さい。

 

 

最後までお読みいただき有難うございました。

次回、いよいよ最終回となります。お楽しみに!

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