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学生レフリーは、知識や専門性を生かしてチームの勝利に貢献します。選手と共にグラウンドに入り、16人目のプレーヤーとして一番近くから選手をサポートします。学生レフリーの仕事を紹介します。
日々の練習に参加し、レフリングを通して選手たちの試合中のペナルティー減少を目指します。ブレイクダウン、スクラム、モールなどの密集でのプレーは選手たちだけでは反則に気が付かないため、その場でフィードバックを行い、逆に反則を取られにくいプレーをアドバイスします。試合形式の練習では、レフリーが参加することで、選手は試合と同じ状況でプレーすることができ、練習のクオリティも上がります。また、レフリーには1試合を走り切る持久力や、速いプレーについていくスピードが求められるので、フィットネストレーニングに参加することもあります。選手と一緒にグラウンドに立てるので、日本一を目指す選手たちの熱意を直に感じることができます。
部内戦や練習試合の時は、レフリー・アシスタントレフリー・第三審判として試合の判定や運営を行います。選手たちが公式戦同様の高いレベルで練習試合をするためには、正確なレフリングが求められます。また、試合後に選手にフィードバックをして、同じ反則を公式戦で取られないように改善します。試合の時は、相手校とも連絡を取りながら、試合前後には意見を交換し、パフォーマンス向上に努めております。 さらには、チームを離れ、社会人・他大学・高校生・中学生など外部の試合を担当することもあります。特に慶應義塾高校などの一貫校への派遣を通して、慶應ラグビー全体の強化にも関わります。
学生レフリーにはアナリストとしての側面もあります。分析班とともにビデオやドローンを扱うこともあります。また、試合で取られた反則をまとめて原因を考え、担当していただいたレフリーの方にアドバイスを求めます。さらには、レフリー研修会などに参加して、改正されるルールの情報をいち早く入手し、ルール講習会を開いてチームに還元します。「レフリーにしかわからないことを選手に伝える」ことは学生レフリーにしかできない重要な役割です。
ラグビーは他のスポーツに比べて反則に課される「ペナルティ」が大きいスポーツです。たった1つのペナルティが、勝負を決めることは少なくありません。ラグビーのコアバリューの1つである「規律」をいかにして守るかは永遠のテーマであり、最も難しい課題であると言えます。 また、普段の練習にはレフリーとして参加するため、選手たちの必死さや熱意を目の前で感じ、とてもいい刺激を受けます。普段は友達である選手たちに、時には厳しく接することもあり、その緊張感は学生レフリーだからこそ感じることのできるかけがえのないものです。 大切な試合で反則を減らし、選手たちが実力を出し切って勝利できるよう、僕たちは日々の活動に励んでいます。16人目のプレーヤーとして、共に最高の瞬間を体験しましょう!
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